第753歩 藤田嗣治を求めて
昨日、雑誌の撮影の仕事が早く終わったので、モデル事務所へ遊びに行った。缶ビールを片手に雑誌を読んでいると、斉藤孝さんの連載コラムが目にとまり、藤田嗣治が目に飛び込んできた。
彼のことは、モデルを始めた頃にモデル先輩がKENZOのファッションショーでレオナール・フジタの格好でステージに登場していた縁で頭の片隅に残っていた。先輩がやっていた藤田嗣治しか知らなかったけど。
コラムを読んで印象に残ったこと。
『ゴッホ、セザンヌ、ダ・ヴィンチ、ロダン・・・・彼らの作風は全く異なるが、一つだけ共通していることがある。それは、「自分のスタイル」を持っていることということだ。言い換えれば、独自のスタイルを見出せなければ、決して一流にはなれないのである。』
そんな縁でコラムのコピーを片手にレオナール・フジタを求めて歩いた。
自分の脚で、ちょっとだけ巴里っぽい代官山のカフェの前をとおりすぎて
『「スタイル」は決して、天賦の才でも個性でもない。私(斉藤孝さん)にいわせれば「戦略」である。自身の得意技とは何かを突き詰め、そのワザを組み合わせて行動するという戦略である。』
彼女のお尻が、尻フェチな私の視線に飛び込んできた。言い訳はしたくないが、けっして私の視線が彼女のお尻に奪われたのではない。
そんな言い訳していいわけないでしょう!
彼は、どんなときでも絵を描く時間だけはキチンと守るようにとの自戒を込めて、自分の腕には腕時計のイレズミを入れたそうだ。寸暇をおしんで1日14時間はキャンパスにむきあっていたそうだ。
『密度の濃い時間を持て!』
あと、斉藤孝さんの分析で興味が湧いたのは、テーマの絞込みでした。藤田の絵画のテーマの絞込みを通じて、大学の研究者が自身の研究を極める際の方法論を紹介されてます。
すぐれた研究者は漠然としたテーマを立てないそうだ。ピンポイントで的を絞り込むそうだ。『ピンポイントに的を絞り、そこだけを見続ける。すると、他の人が捕らえてこなかった細部が見えてくる。コレが研究だ』
テーマの絞込みと自分のスタイルを持つということ、そして密度の濃いトレーニング時間を持つこと、自転車に向きあう姿勢にもフィードバックできそうな気がした。
トレーニングの向き姿勢の中で、テーマの絞込みを盛り込んでみようと思った。あと、自分のスタイルを持つということ。
渋谷駅では岡本太郎さんに会えた。
ちょっとだけ芸術の秋だった。
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